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ストレートネック

2020/03/25

ストレートネック

今回は、スマホの見過ぎや、デスクワークの人に多いストレートネックについてご紹介します!

 

ストレートネックとは

7個ある頸椎(首の骨)が真っ直ぐになって起こる障害です。

 

また、首の骨への負担が継続的にかかることで、肩こり、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り などが生じます。また、神経が圧迫されることで、手や腕のしびれ・だるさ を感じることがあります。

 

この状態を放っておくと、自律神経にも影響がでて、全身の倦怠・動悸・不安感・食欲不振・不眠など、いわゆる自律神経失調症 の症状に発展するでしょう。

 

これらの症状が現れていなくても、パソコンやスマートフォンを日常的に使う人は次のような注意が必要です。

 

①猫背ぎみになっている

②両手を上げたとき左右で上がり方が違う

③首が左右どちらかに傾いている

 

などは、ストレートネッックの疑いがあります。鏡を見て、自分の姿勢を確認してみましょう。

 

スイカの重さを7つの骨が支えている

 

人間の頭部の重さは、体重の約8%といわれています。体重60キログラムの人なら頭部の重さは約5キログラムになります。

 

つまり、スイカくらいの重さです。それだけの重さを、たった7つの骨が支えています。そして、長時間おなじ姿勢(うつむき姿勢)でデスクワークを行うと、頭部の重さに、首の骨のアーチが少しずつ失われ、ストレートネックになるのです。なので、私たちにとって首のアーはとても重要になってくるのです。

 

なぜ、首のアーチはとても重要なのか?

首の骨がアーチ構造であるのは、もう1つ理由があります。私たちが歩いたり走ったりしたときの衝撃が、下半身から背中を通じて、脳へ伝わるのをできるだけ軽くするためです。つまり、首の骨がクッションとなって、ショックを軽減しています。

 

仕事場やと自宅でできるストレートネック改善法

 

スマートフォンをいじる時間や、パソコンで作業する時間を、大幅に減らすことは難しいでしょう。そこで、ストレートネックの「なりかけ」と「予防に効果のある方法を毎日実施することにしましょう。手軽で簡単な体操です。

 

昼間に自宅やオフィスで行う体操と、夜寝るときに行う体操を紹介します。

 

<昼間に自宅やオフィスで行う体操>

(1)タオルを首にかけて、タオルの端を両手で前に引っ張ります。

(2)引っ張ったまま、上を向いて、首を左右に傾けます。

(3)2の動作を、20〜30回行います。

 

<夜寝るときに行う体操>

(1)バスタオルを細く巻いて、輪ゴムでとめます。

(2)巻いたバスタオルを仰向けの状態で首の下に入れます。

(3)顔をゆっくり大きく左右に振ります。

(4)3の動作を、10〜20回行います。

(5)終わったら、そのまま眠ります。

 

バスタオル枕の高さや太さは、首が痛くない程度に調整します。体操をしているときに首がゴリゴリと音を立てるのは、ストレートネックのなりかけです。

 

体操の習慣をつけることで、ストレートネックの症状は改善され、さらに予防にもなります。日常の些細なことから気をつけていきましょう!